テフロンフライパンの寿命を延ばす使い方3選!
「表面がはげやすいからテフロンは使わないの」
「テフロンの寿命は1,2年なんだって」
こんなことをよく耳にしますし、私も以前はそう思っていたので、なるべくなら長持ちさせたいと
大事に大事にテフロンを使ってきました。とはいっても、
・大事に使うって、いったいどう使えばいいの
という方も多いと思います。
そこでこの記事では大事にしているテフロンのお鍋、フライパンなどを料理講師歴10年、
テフロンは10年近く長持ちさせてきている私がおすすめのテフロン製品とともに
お伝えしていきます。
テフロン加工のお鍋、フライパンはなんといっても焦げにくいのがいい。
「フライパンは鉄じゃなきゃ」「ステンレスのピカピカな鍋を使いたい」という方も、
やっぱり一つは持っていると便利なテフロン加工のフライパンやお鍋について、
まずは知ってみてください。
薄焼き卵も錦糸卵もクレープも初心者さんから失敗ナシのテフロン加工品、おすすめです。
こちらの記事では具体的に
・どう使えば長持ちをするのか
・おすすめのテフロン製品
の順番にご紹介します。
これを読んで、大事に使っているテフロンの寿命を延ばしましょう。
「テフロン買いたいけど・・」と悩んでいる方、まずはご一読を!
目次
テフロン加工のフライパンとは
そもそもテフロン加工って、ティファールなどに代表される、表面が黒い、食材がつかないよう
フッ素樹脂が塗られたフライパンなどの加工方法のこと。
「テフロン」という名前はフッ素樹脂加工を発明したアメリカ・デラウェア州にあるデュポン社の
商標登録です。
テフロン加工はフッ素樹脂加工と同じことを指します。
多くのテフロンフライパン(鍋)はアルミで形を作ったものに、フッ素樹脂を塗っています。
塗ってるんだから、剥がれるのです。
焦げ付かず、錆びないので料理初心者でも手軽に使える調理器具のひとつとして知られていますが、
テフロン加工が体に悪いともいわれているのをご存じですか。
その理由は、加工に使用するフッ素樹脂の使用上限温度が260℃まで、サイトによっては230℃までと言われているからです。
上限温度を超え、350℃を超えてしまうと熱分解が始まり、
有毒ガスが発生すると言われていますので、「怖いな」と感じる方が多いのもうなづけます。
かといって、では鉄のフライパンを使用するかというと、
鉄のフライパンにはまたお手入れの面倒さがあったり、焦げ付き必須だったりと
料理の腕が試される調理器具で使用するにもハードルが上がってしまうかと思うのです。
そこで次からテフロン加工(フッ素樹脂加工)のフライパンを正しく使用して
寿命を少しでも長くする方法をお伝えします。
テフロン加工フライパンの寿命を延ばす使い方
レッスンに来る生徒さんから
『テフロンのフライパン、何年もちますか?』と聞かれることも多いのですが、
レッスンでも使用しますし、試作でも使うので、普通のご家庭より使用頻度は多いと思いますが、
今ので7年は経っています。
その前はレッスンをしていなかったので10年でしょうか。
通常2年とも1年とも言われるテフロン加工フライパンの寿命を延ばす、とっても簡単な
『ちゃんと長持ちさせる方法・お手入れ方法』を書いてみますので、ぜひ実践してみてください!!
空焚きしない
フライパンに何も入れていない状態で火にかけない。
油をひいて、全面に油をならして。など。空焚き厳禁の理由は先ほどお伝えした通りです。
空焚きではあっという間に350℃を超えてしまいます。(空焚き5分で350℃といわれます。)
油をひいて、または水をはるなどしてから火にかけましょう。
そして、テフロン加工のフライパンは強火では使わない。
と覚えておくと良いです。
油をひくときは少量が全面に均一になじむこちらがおススメです。油も少量ずつ使えますし、
とても便利です。私も使用しています。
急冷厳禁
急激な温度変化に弱いです。
型のアルミ素材とフッ素樹脂の冷えた時の縮む速度が違うため、
少しでも傷がついているところがあると、あっという間にそこから剥げはじめてしまうのです。
ですから、熱々のフライパンに「ジャーッ」と水をかけてはダメなのです。
使ったら「裏面」に水をかけて、冷ましてから表面(テフロン側)に水をかける。
もしくは冷めるまで置いておいてから表面に水を張る。というのがおすすめです。
私の場合は、使い終わったら熱いうちに、テフロン加工のフライパンと一緒に使う
『シリコンゴムベラ』で表面の油や汚れなどを取り除いておいて、
ペーパー等でふき取ります。(やけどに注意)
そして冷めてから洗っています。
長年使用している愛用の『シリコンゴムベラ』はこちらです。
毎日使用して、使わない日はありません。
金物で表面(テフロン側)をこすらない
たとえば、計量スプーンで計った調味料を入れてそのままそのスプーンで混ぜるとか。
目玉焼きをお皿に盛り付けるのに、金物のフライ返し(へら)を使うとか。やっていませんか??
これ、ダメです!軽量スプーンやフライ返し(へら)の当たったところから、
テフロンがはげてしまうのです。
軽量スプーンで計って入れたら、混ぜるときは別のもので混ぜましょう。
目玉焼きをお皿に盛り付けるときは、こちらのテフロンにおすすめなヘラを使ってくださいね。
混ぜるのに使ってももちろん良いです。耐熱温度も高く、フライパンで使えるゴムベラです。
(耐熱温度が高いゴムベラでないと、フライパンでは直接使えません。耐熱温度の確認は大事です。)
テフロンのフライパンは洗う時も同じで、タワシ厳禁です!
落ちない汚れはお水かお湯を入れてふやかしてから。
フライパン、大事に使って長持ちさせてあげたいです。ぜひやってみてください。
テフロン加工のフライパンは新調も買い替えもセットがお得
焦げ付きにくい、軽い、取っ手が取れるので収納に困らない。という理由でやっぱりティファールがおすすめです。
一度買い揃えたら、だいたい同じ時期に寿命は来ると思いますが、
使用頻度によって差が出たらセットではなく個別に購入も可能です。
【セットはこちら▼】これだけ入ってこのお値段。収納スペースは大きなお鍋の直径分だけ。
●フライパン 22/28cm
●ウォックパン28cm
●ソースパン 18/20cm
こう見ても、やはりセットがお得ですね。テフロン加工のフライパンの寿命を延ばす使い方。
でした。たった、3つです。ぜひ覚えていただいて長持ちさせてくださいね。